堅固な建物・非堅固な建物、建設協力金とは?

堅固な建物・非堅固な建物とは?@

堅固な建物・非堅固な建物というのは、
次のようなものです。

 

■堅固な建物 
⇒ 鉄筋コンクリート造等の建物
■非堅固な建物 
⇒ 木造等の建物

堅固な建物・非堅固な建物とは?A

ちなみに、旧借地法では、
この両者によって扱いを別にしていました。

 

しかしながら、新借地借家法は、
建物が堅固であるか否かということによって
扱いの違いを残す合理的理由がないことから、
この点の区分を廃止しました。

 

ただし、新借地借家法が施行されるまでに成立した
借地関係が更新されるときは、
旧借地法によりますので、

 

更新後の期間は、
堅固な建物については30年、
非堅固な建物については20年となります。

 

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建設協力金とは?

建設協力金というのは、
ビルを賃借する者が、賃借権を取得するために、
ビル所有者に貸し付ける建設資金のことをいいます。

 

通常は、10〜15年程度据え置いた後で、
一定の利息をつけて返済されます。

 

戦後の復興期には、
オフィス需要がおう盛となる一方で、
建設資金が不足する状況にあったので、
特に大都市において広く建設協力金の授受がみられました。

今日の建設協力金は?

今日では、資金事情の変化もあり、
建設協力金は減少傾向にあります。

 

また、ビルの賃借人が所有者(貸主)に支払う金銭は、
賃料のほか、保証金や権利金等のみであることも多くなっています。

 

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