融資規制とは?/過払い請求訴訟が増加した理由は?

融資規制とは?@

融資規制というのは、民間金融機関の
融資姿勢に規制を加えることをいいます。

 

融資規制には、次のような
一般的な形で行なうケースと
特定業種に対する規制を行なうケースがあります。

融資規制とは?A

■一般的な形で行なうケース
金融当局が気過熱対策として行なわれるものです。

 

■特定業種に対する規制を行なうケース
消費者金融業界に対する融資規制のように行なわれるものです。

貸金業規制法の43条問題とは?

利息制限法金利を超え
出資法上限以下の金利というのは、

 

利息制限法によって
「任意の支払いの場合は有効」
となっています。

 

しかしながら、
この「任意性」についての明確な判断基準はなく、
裁判において事件ごとに解釈されていました。

 

このため、1983年11月に施行された
貸金業規制法43条において、

 

法の定める書面の交付などを行なっている場合は
任意の支払いとして有効である、
として解釈の安定化を図っています。

過払い請求訴訟が増加した理由は?

過払い請求訴訟が増加した原因としては、
ATMの普及に伴う包括契約の一般化など、
規正法施行時には予定していなかった営業方法が浸透したため、

 

「法の定める書面」
の交付が
現実的に無理になるといった問題が生じ、
43条の適用を受けにくくなったためといわれています。

 

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